ロックフェラー大学院博士課程の大岸誠人さんが授賞

野口英世92回忌墓前祭式典で授与
2019月5月21日ウッドローン墓地にて

「第2回ニューヨーク野口英世記念奨学金」を受賞する大岸 誠人さん。5月21日 ウッドローン墓地の野口英世92回忌墓前祭にて

日本が生んだ国際的細菌学者である野口英世博士の功績をたたえ、博士の遺徳を後世に伝え、その墓碑を守り、米国で医学の道を志す若き日本人研究者の応援を目的に2013年に設立された「ニューヨーク野口英世記念会」(NPO=本部:ニューヨーク市)は、5月21日、ブロンクスのウッドローン墓地において野口英世92回忌墓前祭を開催し、その式典の中で第2回奨学金受賞者の発表と授与式を行いました。

ニューヨーク野口英世記念奨学金(以下、「NY野口奨学金」)の審査委員会は、野口英世の墓碑に刻まれた「科学への献身を通し、人類のために生き、人類のために死す」の教訓と志を受け継ぐ若き研究者が最も相応しいとの考えから、第2回受賞者を決定しました。

審査によって選ばれた第2回受賞者の名前は大岸 誠人 (おおぎし、まさと)さん。大岸さんは東京都出身。2016年東京大学医学部を卒業。その後渡米し2018年からロックフェラー大学院の博士過程に在籍、現在若年者の結核発症の抑制を目指すメカニズムの研究に打ち込んでいます。
大岸さんは、24歳で単身アメリカへ渡り、人類のために科学の道に献身し、命を懸けた野口英世の生涯を彷彿とさせる有望な日本人若き研究者として、NY野口奨学金審査委員の間でも高い評価と期待の声が上がっています。